元公立中学校教師 中野和幸
暗号資産・FX・AI・資産形成を、基礎から分かりやすく。
2026年10月28日のGOLD取引では、5回の利確で合計+873ドルの利益となりました。日本円にすると、参考換算で約13万8,100円です。
今回は、大きな値幅を最後まで狙うのではなく、短い値幅で利益を積み重ねた取引です。相場全体の流れを見たうえで、目の前の値動きに合わせて短く決済する。その考え方を、実際の取引画面と一緒に見ていきましょう。
初めての方へ
GOLDは金のことです。XAUUSDは、金の価格を米ドルで表した銘柄名です。最初からチャート分析を全部覚える必要はありません。セージマスターには、あらかじめ用意された設定で売買を自動化するAIプリセットという使い方もあります。今回は、さらに分析を学びたい方にも役立つ、Helixを使った短期売買の例です。
10月28日のGOLD実績
5回の利確・手数料控除後 +873USD
参考換算:約13万8,100円
売り4件・買い1件/各3ロット。今回の取引は、Helixの分析を参考にした短期売買です。
円換算はForeignExchangeResourceの2026年11月4日掲載値、1ドル=158.22円で計算した概算です。取引当日の円建て利益や実際の両替額ではありません。
ARTICLE GUIDE
GOLDで5回の利確、合計+873ドル
取引は売り4件と買い1件で、数量はいずれも3ロットでした。ロットは取引数量の単位です。同じ値幅でも、数量が大きいほど利益と損失の金額が大きくなります。

| 売買 | 新規価格 | 決済価格 | 利益USD | 手数料USD | 差引USD |
|---|---|---|---|---|---|
| 売り | 4041.39 | 4040.81 | 174 | 15 | 159 |
| 買い | 4055.01 | 4055.61 | 180 | 15 | 165 |
| 売り | 4049.15 | 4048.32 | 249 | 15 | 234 |
| 売り | 4047.82 | 4047.42 | 120 | 15 | 105 |
| 売り | 4045.95 | 4045.20 | 225 | 15 | 210 |
| 合計 | — | — | 948 | 75 | 873 |
5件の売買利益を足すと948ドルです。そこから手数料の合計75ドルを差し引き、948−75=873ドルとなります。スワップ、つまり保有に伴う調整額は今回の5件では0ドルでした。履歴画面の損益合計873ドルは、この手数料控除後の金額です。

口座残高と当日の利益はどう違う?
口座残高は、それまでの取引や入出金などを反映した金額です。下の画面の残高36,774.8ドルや実現損益13,214.3ドルは、今回5件だけの利益とは別の数字です。

この章の要点
今回5件の利益は、手数料を引いた合計で873ドルです。
Helixで大きな流れを見て、1分足へ絞る
Helix(ヘリックス)は、チャートのパターンを分析し、候補となる価格や方向を考えるための機能です。アラートが出たらすぐ注文するのではなく、まず、どの時間軸のアラートを見るかを選びます。
分析の基本は、4時間足を中心に1時間足も見て、全体の方向を考えることです。4時間足とは、4時間分の値動きを1本のローソク足にまとめたチャートです。大きな流れを見てから、徐々に時間軸を短くしていきます。

Dポイントはパターン上の反転候補、Cポイントはその前にある節目です。Dポイントを確認し、その後のCポイントの方向性も見ながら、相場の捉え方を整理していきます。掲載画面は、この分析の見方を説明するための例です。
Dポイントが出たら、必ずそこで反転する?
反転の候補となる場所です。必ず反転する約束ではないため、実際の値動きも合わせて見ます。分析上の候補価格と、自分が注文・決済する価格を分けて考えることが大切です。

① 大きな流れを見る
4時間足・1時間足で、相場の背景を考える。
② 時間軸を短くする
より細かな値動きへ絞って観察する。
③ 機会を待つ
最後は1分足で売買のタイミングを考える。
例えば、広い地図で進む方向を確かめてから、拡大した地図で曲がる場所を探すようなものです。ここまでを一言で言うと、大きな流れを見てから、小さな値動きでタイミングを探すということです。
▶ Helixの操作とアラートの見方を動画で学ぶ
Helixの操作画面や、アラートを確認して取引を考えるまでの流れは、こちらの動画で解説しています。基本の使い方を確認すると、この後に紹介する1分足での観察と取引判断も整理しやすくなります。
別タブで開きます
この章の要点
4時間足と1分足では役割が違います。分析の候補と実際の売買も分けて考えます。
短い値幅を狙うスキャルピングの考え方
当日は17時ごろから方向のある値動きが見え、それ以前は緩やかな上昇と下落が続く場面でした。そこで、短時間で売買を完結させるスキャルピングで、小さな値幅の利確を重ねました。

例えば、4047.82で売り、4047.42で買い戻した取引では、価格差は0.40ドルです。この取引の売買利益は120ドル、手数料15ドルを引くと105ドルでした。
今回の5件で利益になった価格差は、0.40〜0.83ドルです。大きく動くまで持ち続ける方法だけでなく、目の前の短い動きで決済する方法もあることが分かります。

ただし、チャートの矢印は分析用の表示で、すべてが今回の約定を示すわけではありません。実際にどの価格で売買したかは、上の取引表と合わせて見ると整理できます。
この章の要点
大きな値幅を最後まで取らなくても、短い値幅で利益を確定する取引方法があります。
3ロットの利益と、損切り側の金額を一緒に見る
小さな値幅でまとまった利益になる理由は、値幅に加えて取引数量があるからです。一方で、同じ数量なら、逆方向へ動いたときの損失も大きくなります。
今回の設定画面は、固定ロット3、利確6〜10PIPS、損切り60〜65PIPSです。PIPSは値幅を表す単位ですが、GOLDではサービスによって表示の扱いが異なるため、価格差と金額も合わせて見てください。
| 売買・新規価格 | 損切りPIPS | 利確PIPS |
|---|---|---|
| 売り4041.39 | 60 | 8 |
| 買い4055.01 | 65 | 6 |
| 売り4049.15 | 60 | 10 |
| 売り4047.82 | 65 | 8 |
| 売り4045.95 | 65 | 8 |
表は設定画面の数値です。設定した幅と、実際に決済した値幅は分けて見ます。例えば4047.82の売りは、利確設定が8PIPSでも、実際の価格差は0.40ドルでした。
損切りまで動いた場合の金額を考える
4055.01の買いでは、損切り価格が4048.51でした。今回の取引仕様で、その価格で決済したと仮定すると、価格差6.50ドル×100×3ロット=1,950ドルです。手数料等を含まない説明用の計算で、今回この損失が出たという意味ではありません。
この買いの売買利益180ドルに対し、損切り側は約10.8回分の金額です。利確した回数だけでなく、負けたときに何回分の利益を失うのかを見ると、数量を決める意味が分かりやすくなります。
僕も、結果を振り返る際には、利益額と一緒にこの関係を大切にしたいと思っています。前日の記事では、大きなロットと損切りによって利益がどう変わるかを取り上げました。
この章の要点
短い利確幅と大きい損切り幅の組み合わせでは、損失側の金額まで見ることが大切です。
チャートと経済指標を合わせて見る
チャートの形から考える方法をテクニカル分析といいます。それに加えて、経済指標、つまり雇用や物価など経済の状態を示す発表の予定も確認します。
経済や政策といった価格の背景を見るのがファンダメンタルズです。また、市場参加者の強気・弱気などの心理をマーケットセンチメントと呼びます。チャートの形だけで判断を終えず、こうした背景も意識しておくということです。
この章の要点
チャートの形と、発表予定・経済の背景を組み合わせて考えます。
よくある質問
初心者も、この分析を覚える必要がありますか?
最初から全部覚える必要はありません。セージマスターには、用意された設定を使って売買を自動化するAIプリセットという入口があります。基本から知りたい方には、後半の動画も参考になります。
今回の873ドルは完全自動売買の実績ですか?
今回はHelixの分析を参考にした短期売買です。AIプリセットによる自動売買とは使い方が異なります。
873ドルは手数料を引いた金額ですか?
はい。個別の売買利益948ドルから、手数料75ドルを差し引いた金額です。税金やサービス利用料を引いた手取り額とは異なります。
同じ3ロットで始めればよいですか?
取引数量は、資金や受け入れられる損失額によって変わります。今回の3ロットをそのまま真似するのではなく、数量と損切り幅の関係を理解するための例として見てください。
分析を学びながら、自分に合う使い方を知る
今回のGOLD取引では、5回の利確で、手数料を差し引いて+873ドルの利益となりました。大きな時間軸で流れを見て、小さな時間軸でタイミングを探し、短い値幅で決済する取引です。
セージマスターは、用意された設定を使うところから、Helixで分析を深める使い方まで、学ぶ内容を段階的に広げられます。僕も皆さんと一緒に、数字の意味や道具の使い方を整理しながら、分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。
補足動画|AIを活用した運用を知る
▶ AIを活用した運用の全体像を知る
3,000ドルから6,000ドルになった実績を題材に、AIを活用した運用について説明した動画です。個別の実績として、どのような使い方をしているかに注目してご覧ください。同じ結果を保証するものではありません。
別タブで開きます
▶ AIプリセットが動く実際の画面を見る
メンバーのサポート中の運用画面を通じて、AIプリセットによる自動売買の使い方を説明しています。「自動化すると、実際にはどのように動くのか」を具体的に知りたい方に向けた動画です。
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投資に関する注意事項
本記事は過去の取引を振り返る情報提供であり、特定の取引や大きなロットを勧めるものではありません。利益や損失からの回復を保証しません。ゴールド取引では相場変動やレバレッジによる損失が生じ、急変時には想定と異なる価格で決済される場合があります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。
参考資料
実績資料:2026年10月28日のGOLDトレードジャーナル、MT4取引履歴、SageMaster FX注文明細・設定画面、Helixおよび1分足チャート。
MetaQuotes:MT4の注文の種類(英語)/成行・損切り・利確注文の基本。
金融庁:外国為替証拠金取引について/通貨のFXの仕組みとリスクを学ぶ参考資料。
ForeignExchangeResource:米ドル/円の日次参考レート/2026年11月4日掲載値158.22円。








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