最近、Pump.funのようなツールを使えば、誰でも数分で草コイン(ミームコイン)を作れる時代になりました。
一見、夢のようなWeb3の自由さ。しかし、その裏には「運営だけが得をする」新手の詐欺構造が広がっています。
本記事では、そうした実態を明らかにしながら、プロジェクトの“本質”と“見抜く力”について、あなたと共に深掘りしていきます。
【この記事の内容を動画で解説しています】

Pump.funって流行ってるけど、実際どうなの?

最近、知人が草コインのプロジェクト始めたって…怪しくない?

コインは誰でも作れる。でも“信頼”と“持続性”は、ビジネスの原理と同じ。真実に目を向けてほしいんです。
なぜ草コインは誰でも作れるようになったのか?

なぜ草コインは誰でも作れるようになったのか?
ブロックチェーン技術の進化と、それを「簡単に利用できるUI/UX」へと変換したツールの登場によって、かつて専門知識が必要だった“コイン作成”の敷居は、劇的に下がりました。
いまやWeb3の世界では、スマホひとつで“自分だけのトークン”を作り、DEX(分散型取引所)に流通させることすら可能な時代です。
その象徴が、今回取り上げる「Pump.fun(パンプドットファン)」というローンチプラットフォーム。
これはまさに、コイン発行を“遊び”のように錯覚させる新時代のUXツールと言えるでしょう。
そしてこの「誰でも作れる」時代が招いたのは、プロジェクトという名の「匿名資金集めゲーム」です。
Pump.funという革新ツール
Pump.funは、Solanaチェーン上で運用されている極めて簡易なミームコイン作成サービスです。
ユーザーは以下のような3ステップで、数分以内に“草コイン”を誕生させることができます。
- コインの名前を入力
- ティッカー(略称)を入力
- 少額のSOLを送金してミント(発行)
この工程は、まるで「Instagramに写真を投稿する」かのような手軽さであり、だからこそ一般の人々をも巻き込んだ“投資ゴッコ”の舞台となってしまったのです。
しかもPump.funでは、コインが発行されると即座にチャート画面が生成され、ランキングにも反映されるため、視覚的な興奮とゲーミフィケーション要素が加わります。
その結果、多くのユーザーが「プロジェクト」としての中身よりも、チャートの伸びや話題性で飛び乗るという、極めて危うい構造が定着してしまっています。
コイン作成はもはや「アプリ感覚」
かつてトークンを作成するには、Solidityなどのスマートコントラクト言語の知識や、開発者を雇う資金・知識が必要でした。
ところが現在は、スマホ一つ・数百円で、誰でも仮想通貨の“発行人”になれるのです。
この極端な民主化は、技術的進歩の恩恵である一方で、**「発行に責任が伴わない構造」**を招いています。
- 発行者の顔が見えない
- プロジェクト説明も存在しない
- 数日で放棄される(Rug Pull)前提
これでは、もはや「投資」ではなく「スピード勝負のマネーゲーム」となっており、一般人が“騙す側”にも“騙される側”にもなり得る危険な環境が生まれているのです。
「作れる」からこそ問われる倫理と設計思想
問題なのは、Pump.funそのものではありません。
問題なのは、この便利さを使って「何をしようとするか」です。
- 面白いコミュニティを作りたいのか
- 真剣にユーティリティ(用途)を考えているのか
- 単に人を集めて一気に売り抜けたいのか
この「設計思想」がプロジェクトの本質を分けます。
そして、ユーザー側もまた、「コインを誰が作ったのか?」「何を目指しているのか?」を見抜く目を持たなければ、Pump.funのようなプラットフォームの裏で資金だけ奪われて終わってしまうリスクがあるのです。

次章では、こうした草コインがなぜ「幻想」として人々を惹きつけるのか?──その背景にあるDAOとWeb3の構造的な錯覚について掘り下げていきます。
DAOとWeb3の幻想──人は「すごそう」に弱い

「みんなで運営する」「民主的に投票で決める」「非中央集権で透明な世界を」と言った、DAO(分散型自律組織)やWeb3という言葉は、どこか新しい理想社会のような響きを持ち、ビジョンとしての魅力を放っています。
しかしその裏側には、現実社会と変わらない“支配”や“操作”が潜んでいることも事実です。
そしてこの“理想のふりをした構造”に、多くの善意ある人が巻き込まれ、時に心を壊され、信頼を失い、消えていきます。
「民主的に見える」仕組みこそ、最大の罠
DAOと呼ばれる多くのプロジェクトでは、「投票権=トークン数」であり、保有比率が多い者が意思決定を左右する構造になっています。
つまり本質的には、「一部の大口ホルダーによる支配」であり、真の民主性とは程遠いのが実態です。
さらに「非中央集権」と言いながら、プロジェクトの発案者や運営者は匿名であるケースも多く、責任の所在が極端に曖昧です。
この匿名性と“すごそう”な専門用語により、カルト的な雰囲気が生まれやすいことも大きなリスクといえます。
信頼を装い、取り込んで、使い捨てる──よくある詐欺の構造
実際にあった事例として、次のような構図で展開されるプロジェクト詐欺が存在します:
- 「頭が良さそう」「開発者っぽい」人物が近づく
最初は仮想通貨に詳しく、信頼できそうな印象を与えます。
ブロックチェーン開発経験、豊富な知識、冷静な語り口で「一緒にやりませんか?」と声をかけてくるのです。 - 影響力ある人物を“表の顔”に仕立てる
「あなたが表に立った方がいい」「自分は裏方でサポートするから」と唆し、表に立つ責任者にプロジェクトを任せます。自分は資金も出さず目立たず、裏で誘導するだけ。 - 誠実な運営者が信頼を築いた頃、内部で情報操作
表に立つ責任者がマーケティングを頑張り、コミュニティを成長させると、次に仕掛けるのは「信頼失墜の罠」。
運営者は側近を使って水面下で「何かおかしい」という噂を流し始めます。
この時、具体的な証拠は出さず、感情的な疑念を広げていくのがポイントです。 - 中心メンバーを分裂させ、新たな派閥を作る
誠実な責任者に敵対心を持たせたメンバーを囲い込み、「あなたたちの方が正しい」と唆して別のグループを作らせる。
コミュニティの信頼を奪い、トラブルが起きたタイミングでプロジェクトを乗っ取る。 - ウォレットを利用して「利確=裏切り者」に仕立てる
元の責任者が最初に作ったウォレットをそのまま運営が管理していた場合、「このウォレットが売り抜けた=あなたが裏切った」と印象づける。
信頼を失った状態でそれを告発しても、誰も耳を貸してくれない状況が作られています。 - 運営は何もせず、批判役を操り、時間とともに消滅
最終的に、誠実だった人を“裏切り者”として仕立てあげ、自分のみが利益を得て離脱。
残されたプロジェクトは方向性を失い、形骸化して終わります。
このような手口が、DAOやWeb3の“自由で透明なふりをした”世界の中で横行している現実があるのです。
「すごそう」に弱いのは、人間の本能
人は「何か新しい」「みんなが注目している」「技術的で難しそう」に惹かれる生き物です。
Web3やDAOという言葉は、その専門性と未来感で“権威”の代替を果たしてしまっています。
- 「こんなにすごい技術なのに、あなたは知らないんですか?」
- 「これからの時代はこうですよ。わからない人は遅れてます」
こうした言葉で人は思考停止に追い込まれ、自分の直感や道徳心を封じ込めてしまうことがあります。
詐欺の常套手段は、相手に「疑うことすらさせない雰囲気」を作ることです。
見るべきは“思想”と“実態”である
- 誰が、何を目的に、どんな仕組みで運営しているのか?
- なぜ表に出てこないのか?
- トークンは何に使われ、誰が得する設計か?
- コインの設計プラットフォームは共同で管理しているか?
- コインの管理は複数の目で行われクリーンか?
- 意見の食い違いが起きたとき、どう対処する設計か?
テクノロジーや専門用語の裏にある「人間の構造」こそ、真に見るべき視点です。
DAOでも、Web3でも、結局そこには“人”が存在しています。
そして人が存在する限り、善もあれば悪もある。欲望も、誠実もあるということです。

次章では、なぜ人はここまで“幻想”に飲まれてしまうのか──その心理と構造、そして「その先に何が残るのか」について考察していきますね。
プロジェクトの本質はマーケティングと信頼構築

信頼と発信がなければ広がらない
暗号資産の世界では、「良いプロダクトだから評価される」というのは幻想に近い。
特に草コイン・ミーム系では、技術的な差はほとんどないからこそ、マーケティング力と発信力が勝負を決める。
誠実なストーリーを語れる人がいて、信頼できる発信者がいて、透明な資金管理があって──そうした要素が揃って初めて、プロジェクトは信頼を獲得できる。
本来は「表の人」が損をする構造
詐欺的プロジェクトで被害を受けるのは、いつも“表で頑張っていた人”。
顔と名前を出し、誠実にコミュニティを育てていた人が、ある日突然「運営に裏切られ」、そのまま悪者扱いされてしまう。
なぜそんなことが起きるのか?
理由は単純で、裏の人間がすでに資金を抜き終えた後に、表の人物のウォレットを疑わせればいいだけだからだ。
匿名運営はノーリスク。
責任も追及されない。
そして最後には「自分は関係ない」と逃げる。
マーケティングと信頼が命
逆に、本物のプロジェクトというのは地味で、正直で、継続的だ。
嘘をつかず、期待を煽らず、長く活動を続け、信頼を積み上げていく。
マーケティング=派手に見せること、ではない。
「誠実さを見せること」「本気を伝えること」こそが最強のマーケティングだということを、忘れてはいけない。
詐欺的構造──運営が得をしてフェードアウトする仕組み

「Pump and Dump」──仮想通貨市場ではすでに一般化したこの詐欺スキーム。
価格を急騰させてから売り抜け、価値を暴落させて投資家を置き去りにする手法だ。
しかし、近年はこの構図を巧妙に進化させた“新手の詐欺プロジェクト”が台頭している。
単純なラグプルではない。もっと悪質で、もっと巧妙なやり口。それは「顔と信用を分離し、責任を転嫁する構造」だ。
「信頼」を借りて、裏で利確する運営
あるプロジェクトでは、表には信用されるマーケターが立ち、「ラグプルはしない」「信頼ある人が管理している」と語られた。
実際、表に出ていた人物はそのプロジェクトを信じて全力で取り組み、多くの人々の信頼を集めた。
だが、その裏で実質的な運営者はすべての資金やトークン保有量を握っていた。
この構造が意味するのは、「信頼できる顔」を借りたラグプルの擬態だ。
投資家たちは「この人がいるなら大丈夫」と安心し資金を投じるが、運営者本人は匿名のまま、表に立つ者に責任を背負わせ、自らは“表に出ないまま”利確する。
そして、突然「ハッキング被害」や「想定外の事態」などを理由に資金が失われたと発表される──。
ラグプルしない前提が裏目に出る「構造的落とし穴」
この手法の巧妙さは、「安心」を逆手に取る点にある。
ラグプルのリスクはないと思わせておきながら、信頼されていた人物を“スケープゴート”にし、「あの人が売ったから崩壊した」というストーリーを仕立て上げる。
そして、自らは責任を逃れながら、むしろ「新たなスタートを切ろう」という“再建”の旗を掲げる。
だがこの時点で、中心にいた信頼される人物はプロジェクトから排除されている。
周囲に残っているのは運営の意図に気づかぬ“側近たち”──運営を信奉し、恩恵を受けることで目をつむる存在だ。
このような構造においては、「運営者が最後まで権限とトークンの支配を握っている限り、ラグプルは可能」であり、しかもその構図を「ラグプルではない」と装う。
これは、従来の単純なPump and Dump以上に、悪質で洗練された手法と言える。
内部の対立と責任転嫁という支配構造
さらに悪質なケースでは、運営者が内部のメンバー同士に対立を生ませるような言動や情報操作を行い、「共通の敵をつくってコントロールする」支配型の構造が見られる。
こうした場合、プロジェクトは徐々に機能不全に陥り、運営者以外の関係者は“なんとなくフェードアウト”していく。
プロジェクトそのものは形骸化し、「気づけば終わっていた」状態になる──しかし、中心の運営だけは潤い、自らの投資先(多くの場合はビットコインなどの王道資産)で利益を得ているという構図だ。
この詐欺構造を図解すると──巧妙すぎる“裏のテンプレート”
最後に、今回紹介した詐欺的構造の本質を、図式的に整理しておきましょう。
- 信頼される「顔役」を立たせる
→ その人物は本気で取り組み、周囲の信頼を集める存在。だが、実権はない。 - 実質的な資金・支配権は運営者が独占
→ トークンも資金も、表に出ない中心人物が握っている。 - 「DEX構想」や夢ある計画で期待を煽る
→ Web3・DAO・分散運営といった言葉で希望を語り、参加者の熱量を引き出す。 - 途中で「ハッキング被害」などを理由に資金をロック or 消滅させる
→ 実は利確済み。表の顔役に責任を転嫁する仕立て。 - 「信用回復のための新プロジェクト」へと再出発を装う
→ 実際は新たな仕組みで、再び資金を吸い上げる仕掛けが続く。 - すべての恩恵と資金は、運営者に集中する構造
→ 労力も出さず、信頼の顔と関係者の努力を使い切る。 - 内部で対立を誘導し、マーケティング側や信頼者を排除
→「トラブルはあの人のせい」と情報操作を行い、自らは被害者のように振る舞う。 - 最終的にプロジェクトは形骸化し、“側近”同士も分裂する
→ 運営者は何の責任も負わず、静かに姿を消す。 - 残ったのは、「何も知らずに巻き込まれた人々の傷」と、運営者のBTC投資資金
→ これは、詐欺の進化系と言える。
このように、「信頼」「夢」「DAO」「再起」などの言葉を盾に、裏では完全にコントロールされた“疑似分散型プロジェクト”が成立していることが分かります。
この構造を見抜く目を持たなければ、また同じ罠にかかってしまう──。
この構造の恐ろしさは、「信頼を盾にする詐欺」だということです。
今後もこのようなプロジェクトが繰り返される可能性があるからこそ、僕たちは真実を見抜く力を育てなければならない。

だからこそ、次章では「Pump的幻想の終焉」を深掘りし、このようなプロジェクトがどのように崩壊していくのか、その終わり方と警告の兆候をお伝えします。
Pump的幻想の終焉──DAO、草コイン、Web3の“真実”

かつて希望と革新の象徴だった「DAO」「草コイン」「Web3」。
しかしPump.funの事例、そしてそれを模倣・悪用した詐欺的プロジェクトの構造は、こうした幻想の“賞味期限”を明らかにしました。
DAOは“分散”ではなく“責任の不在”を招く
DAO(分散型自律組織)と聞けば、誰もが平等に参加し、中央集権的な支配から脱した新しい組織の形だと思うでしょう。
しかし、現実には“誰も責任を取らない仕組み”にもなり得る。
表面上は「みんなで意思決定」と装いながら、実質的にはごく一部の運営者が情報を操作し、方向性を誘導。
不透明な内部投票、クローズドなコミュニケーション、LINEグループやLINEオープンチャット、Discordの裏チャット──
そのどれもが、DAOの美名のもとに“支配”を正当化する道具になっていたのです。
DAOは「支配を見えなくする」仕組みにすらなり得る。
草コインは誰でも作れる──ゆえに、誰でも搾取できる
Pump.funのようなツールは、草コインを誰でも即座に作成・発行できる環境を整えました。
それ自体は技術革新です。
しかし、悪用すれば「見せかけのプロジェクト」を量産し、人を欺く最適な舞台にもなってしまうのです。
たとえば、あるプロジェクトでは──
「自分たちはDEXを立ち上げる。DAO化していく。技術は外注すればいい。」
結果、彼は自分の資金を一切出さず、表に出て信頼を築いていた人物を排除した直後に利確。
さらには「ハッキングされた」というタイミングの良すぎる出来事を理由に、DEX構築のための資金を調達。
最終的には東南アジア圏などの外注先に安価でDEXを作らせ、自らは手を引いたのです。
確かにDEXは“形として”は作られました。
しかし、現代では日本国内のベンチャー企業やアジアの開発拠点を使えば、DEXは驚くほど簡単に、安価に実装できてしまいます。
つまり、「DEXを作ったからすごい」「DAOを目指しているから正義だ」と思い込むのは、技術に疎い一般ユーザーの幻想なのです。
そしてこうした人物は、DEXを作る「頭脳派リーダー」を演じながら、裏ではそのDEXのステーキングや取引量にはまったく責任を持たない。
DEXが活性化しなければ資金は増えず、維持費も重荷になる。
結果、「第三者に譲渡」という形でプロジェクトを清算し、自分だけが“理想のビジョンを描いた人”として賞賛される構造を作り上げる。

本質は、DEXやDAOは“人の信頼を集めるための舞台装置”に過ぎないということです。
それでも世間の多くは、「DEXを作れるなんてすごい人」「草コインなのにしっかりした仕組みがある」と錯覚し、金銭と信頼を預けてしまう。
まさにこれは、テクノロジーが“幻想”の土台になる時代の落とし穴なのです。
本物のプロジェクトに必要な条件──“徳”と責任の共有

幻想が崩れたとき、残るのは「誰を信じるか」「何に身を預けるか」という問い。
草コインでも、DEXでも、DAOでも──
それが“本物”であるかどうかは、決して技術や仕組みで測れるものではない。
本物とは、「徳」と「責任」が存在しているかどうかで決まるのです。
“誰のためか”が、最初にあるか
ビジネスや投資において、成果や効率を求めるのは当然です。
けれど──
それだけでは「誰のために?」という問いが抜け落ちる。
本物のプロジェクトには、最初から“誰かの幸せ”が据えられています。
・一人でも救いたいという想い
・不公平な構造に風穴を開けたいという意思
・自分自身の苦しみを超えて、同じ境遇の人に希望を灯したいという祈り
こうした「魂の軸」があるかどうか。
それが、仕組みの巧妙さよりもはるかに重要です。
“徳なき頭脳”では、本物は創れない
詐欺的なプロジェクトの多くは、賢いです。
構造も上手い、テクニカルにも理にかなっている。
でも──「徳」がありません。
つまり、自分の利益や評判のために、他人を踏み台にしてでも登っていく“魂の空虚さ”がある。
本物のプロジェクトには、逆の力学が働きます。
・信頼してくれた人の顔を忘れない
・苦しんでいる人の声を、軽んじない
・仲間を裏切ることで得られる“利益”を、選ばない
“徳”とは、能力の上に立つ「人格の器」です。
“責任”とは、最後まで共に在るということ
多くのプロジェクトが、うまくいかなくなるとこう言います。
「あとはDAOに任せました」
「運営がここまでやったからあとはあなたたちです」
「引き継ぎます。応援してください」
つまり、「逃げる言葉」ばかりです。
本物は違います。
・苦しいときも、前に立つ
・誤解されても、黙って責任を引き受ける
・誰かが裏切っても、自分だけは誠実で居続ける
責任とは、「損を被る勇気」と「最後まで残る覚悟」。
それがあるかどうかが、「魂の信用力」を決めるのです。
人がついてくるのは、“器”である
- 技術や仕組みは真似できても、「徳」は真似できない
- 一時的な盛り上がりは演出できても、「責任ある姿勢」は誤魔化せない
- 利益を生む前に、「信頼を積む」ことができるかが分かれ道
だからこそ──
人が本当に“ついていく”のは、プロジェクトではなく「人間性」なのです。
“裏切り”から見える人間の本質──それでも徳を信じる理由

本気で信じたからこそ、裏切られた。
労力も、時間も、信用も、命も削って──
一つのプロジェクトに魂を込めた結果が、裏切りだった。
それは、ただのビジネス上の話ではない。
人としての尊厳、人生そのものを踏みにじられるような体験だった。
「信じた自分がバカだった」と思いかけた日
仲間と築いたはずの「信頼・信用」のプロジェクト。
すべてが順調に見えたのに、突然の裏切り。
・人知れず売り抜けられていた現実
・自分の知らぬ間に進められていた資金操作
・「ハッキング」と称して隠された事実
・そして、自分が“戦犯”に仕立てられていた現実
信頼が、無言で切り捨てられる瞬間を知った。

その時、心のどこかでこう思った──「もう、人なんて信じるもんか」と。
「信頼の象徴」が使い捨てられる構造
信頼を集める“顔”として立たされ、利用され、切り捨てられた。
・中身は変わっていないのに、評価だけが反転した
・真実を言っても、誰も聞こうとしなかった
・裏で操作され、誤解だけが残った
これは、特定の誰かだけの話ではありません。
この時代、誰もが「演出された評価」と「支配構造」の中で、人間性を試されているのです。
それでも僕は、“徳”を信じた
裏切られても、捨てなかったものがあります。
・礼を欠かない
・陰で他人を悪く言わない
・事実を歪めて攻撃しない
・感情を超えて、“人間としての品位”を守る
それは、「相手のため」ではなく、自分自身の“命への誓い”でした。
徳は、損得の問題ではない。
自分がどう生きたいか──ただそれだけの問題なのです。
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裏切りが教えてくれた“本当の強さ”
- 徳を貫くとは、優しさではなく「勇気」
- 誤解されても、黙って背負う「器」
- 利益でなく、名誉のために立ち続ける「意志」
裏切りを経験したからこそ、僕は今、こう言えます。

本当の強さとは、“怒り”ではなく“徳”を選び続けること。
そして、それを選び続ける人が増えたとき──
この世界は少しずつ、変わり始めるのだと信じています。
話題性だけでは通用しない現実が見え始めています。
実態なきプロジェクトが淘汰される時代へ
ミームやDAOといった“言葉の魔力”ではなく、プロダクトの中身、運営の誠実さ、長期的な価値の提示が求められる時代。
幻想は終わり、実態のあるコインだけが残るでしょう。
コインは「作ること」より「どう生かすか」
草コインを作ることは、もはや特別な才能ではありません。
重要なのは「何のために作るのか」「誰と共に価値を生むのか」。
Web3の時代にこそ、表面的な派手さではなく、“本質”が問われるのです。
【まとめ】プロジェクトの“本質”を見抜く力──あなたの希望は誰に託されていますか?

信じた人に、裏切られた。
応援したプロジェクトが、音信不通になった。
──そんな声が、草コインやDAO界隈では日常茶飯事となっています。
Pump.funのような簡易ローンチツールの登場により、誰もがコインを作れ、瞬間的に数千万円を集められる時代がやってきました。
しかし、それは希望の拡張であると同時に、「信頼なき運営者による乱造と逃亡」という新たな詐欺構造の温床にもなっています。
あなたが関わるそのプロジェクトは、果たして大丈夫ですか?
信頼なき“草コイン運営”の実態──あなたのプロジェクトは本当に安全ですか?
以下のような特徴を持つプロジェクトには、十分な注意が必要です。
- 顔や名前を出さずに、誰か信頼されている人を前面に立たせる
- DAOやマーケターを盾に、発言や決定に責任を持たない
- 説明責任を果たさず、価格が下がれば黙ってフェードアウト
- 運営自身が初期から大量保有し、リスクを一切負っていない
- 責任を押し付ける構造により、仲間同士すら疑心暗鬼になる
こうした構造は、プロジェクトが“うまくいかなくなったとき”に本性を現します。
そして一度でも傷ついたコミュニティは、二度と戻ってきません。
信頼を支える“徳”のある運営──本当に守るべきは「言葉」と「責任」
プロジェクトを動かす側にとって、本当に必要なのは技術力や肩書きではありません。
それは、
- 逃げない勇気
- 間違いを認める誠実さ
- 仲間や参加者に対する“敬意”
- 利益より信頼を優先する在り方
です。
人は、“説明責任を果たす人”に心を預けます。
マーケティングではなく、誠実な対話。
機能の凄さではなく、「この人になら任せられる」と感じる徳の力。
これが、プロジェクトを最後まで導く灯火となります。
テクノロジーより「運営者の器」が問われる時代
Web3、DEX、AI、DAO…
どれも新しく、聞こえは華やかです。
しかし、技術や構造の前に、“それを使う人間”が問われる時代に入っています。
- 仕組みがどんなに優れていても
- コインがどんなに話題を集めても
- 初期の価格がどんなに上がっても
運営者の“器”が小さければ、すべてが崩れ去る。
逆に、たとえ一時的にうまくいかなくても、“信頼を守る意志”がある限り、プロジェクトは再起できます。
資産を預けず、信頼も譲らず──だからこそ「SageMaster(セージマスター)」
ここまで読んでいただいた方は、もはやお気づきでしょう。
今の時代、他人にすべてを預けてしまう投資モデルは、極めて危険です。
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派手なマーケティングや、顔の見えない“運営”に振り回される必要は、もうありません。
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信頼できる仲間と、徳のある資本形成を──中野和幸より
僕はこれまで、仲間を信じ、力を尽くし、裏切られ、そしてまた立ち上がってきました。
だからこそ、言葉には責任を持ちたい。
目に見えない“徳”を、資本や仕組みに宿らせたい。
もし、あなたが今、
- 本質を見抜く目を養いたい
- 信頼できる仲間や環境を求めている
- 徳のある資本主義に共感できる
そんな想いを持っているなら──ぜひ僕と繋がってください。
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