元公立中学校教師 中野和幸
暗号資産・FX・AI・資産形成を、基礎から分かりやすく。
18日間のAIグリッド運用で、ZECの確定利益+19.91%。日本円では約6万900円(386.01ドル)に相当します。これは、買った銘柄の値上がりを待っているだけの数字ではなく、売買によって積み上がった確定利益です。
今回紹介するのは、AIスクリーナーを使って銘柄を選び、SageMaster(セージマスター)のAIグリッドで運用した、別の方の実例です。SageMasterは、相場の分析や売買の自動化を助けるツールです。前回のBTC(ビットコイン)の方とは、実績を分けてご紹介します。
ZEC/USDT|18日間のAIグリッド運用例
確定利益 +19.91%
約6万900円(386.01ドル)
銘柄の候補選びにはAIスクリーナーを活用し、設定後の毎回の売買操作はAIグリッドに任せた実例です。
保有分の含み損を合わせた現在の損益は+8.31%/約2万5,400円(161.16ドル)です。
円額は2026年10月4日確認の1ドル=157.83円で参考換算。USDTは1単位≒1米ドルとし、100円単位で丸めています。
ZECは、ジーキャッシュという暗号資産の銘柄を表す記号です。名前を知っている銘柄だけを見ていては、こうした運用候補に気づきにくいこともあります。では、どのように候補を探し、その後の売買を自動化したのでしょうか。まず、実際の画面から見ていきましょう。
ARTICLE GUIDE
この記事で分かること
18日間で積み上がった、7銘柄の確定利益と現在の損益。
AIスクリーナーによる候補選びと、AIグリッドによる売買の自動化。
数字を理解したうえで、必要な準備や始め方を知る方法。
18日間の実績|7銘柄の確定利益と現在の損益
画像の「実現利益」が、売買で積み上がった確定利益です。「未実現利益」は保有中の含み益・含み損で、その下の「現在のセッションの損益」が両者を合わせた数字です。セッションは、ここでは銘柄ごとの運用をひと区切りにしたものと考えてください。


| 銘柄 | 確定利益 | 含み損込みの 現在の損益 |
|---|---|---|
| CAP | +14.08% 約22,200円 140.75ドル | +8.77% 約13,800円 87.66ドル |
| LONGXIA | +29.05% 約45,900円 290.53ドル | -43.83% -約69,200円 -438.32ドル |
| AAVE | +13.14% 約20,700円 131.39ドル | +12.86% 約20,300円 128.60ドル |
| AVAX | +14.47% 約22,800円 144.73ドル | +11.77% 約18,600円 117.66ドル |
| UNI | +16.26% 約25,700円 162.61ドル | +10.79% 約17,000円 107.93ドル |
| XMR | +10.17% 約48,200円 305.24ドル | +4.20% 約19,900円 125.85ドル |
| ZEC | +19.91% 約60,900円 386.01ドル | +8.31% 約25,400円 161.16ドル |
確定利益は+10.17〜29.05%と表示されています。ただし、LONGXIAは確定利益がプラスでも、現在の損益は-43.83%です。利益の積み上がりを見ることと、保有分も含めた運用全体を見ることは、両方大切です。
運用期間は共有された情報に基づく18日間です。円額は1ドル=157.83円、1 USDT≒1米ドルで項目ごとに丸めた概算で、実際の換金額や税引後の手取りを示すものではありません。
画像の見方|保有分の含み損も確認する
CAP:含み損53.09ドル(約8,400円)、画面の率は-5.31%。
LONGXIA:含み損728.85ドル(約115,000円)、画面の率は-72.88%。
AAVE:含み損2.79ドル(約400円)、画面の率は-0.28%。
AVAX:含み損27.07ドル(約4,300円)、画面の率は-2.71%。
UNI:含み損54.68ドル(約8,600円)、画面の率は-5.47%。
XMR:含み損179.39ドル(約28,300円)、画面の率は-5.98%。
ZEC:含み損224.85ドル(約35,500円)、画面の率は-11.60%。
これらの含み損を確定利益へ加えたものが、上表の現在の損益です。画面の利益率は表示値を使い、丸められた率から合計を作り直していません。
初心者補足|CAPやUNIは何の名前?
CAP、AAVE、UNIなどは、取引する暗号資産を表す銘柄記号です。USDT(ユーエスディーティー)は米ドルとの価格連動を目指す暗号資産で、「ZEC/USDT」はUSDTを使ってZECを売買する組み合わせを表します。基礎から知りたい方は、暗号資産の初心者ガイドをご覧ください。
こうした銘柄は、どうやって見つけたのか?
暗号資産には多くの銘柄があります。そのすべてを自分で調べ、毎日動きを追いかけるのは大変です。そこで今回の方が候補選びに使ったのが、AIスクリーナーです。
AIスクリーナーは、多くの銘柄から、条件に合う運用候補をレーダーのように探す分析ツールです。「自分が名前を知っているか」だけで探すのではなく、分析結果を使って候補を絞れるところに魅力があります。
ただし、候補に出た銘柄を何も考えずに買う仕組みではありません。候補を確認し、運用する銘柄を選んで設定する段階があります。今回のLONGXIAのように、保有分を含めるとマイナスの結果もあるため、候補を探す機能と、利益が出るかどうかは分けて考えます。
画面の見方や使い方は、AIスクリーナーの初心者向けガイドにまとめています。今回の実績を入口に、銘柄選びの流れまで知りたい方に役立つ内容です。
候補を選んだ後は、AIグリッドで売買を自動化する
AIスクリーナーが候補を探し、その後の売買を繰り返すのがAIグリッドです。この2つの役割を分けると、何をAIや仕組みに任せられるのかが分かりやすくなります。
① 候補を探す
AIスクリーナーで、条件に合う銘柄を分析する。
② 選んで設定する
候補を確認し、運用する銘柄と条件を決める。
③ 売買を自動化する
AIグリッドが、設定した範囲で売買を繰り返す。
例えば、100円で買った分を105円で売れれば、手数料を考える前の差額は5円です。その後100円へ戻り、条件に合って買い直し、再び105円で売れれば、次の差額が生まれます。こうした売買を、設定した価格の範囲で繰り返す考え方がグリッドです。
毎回の売買操作を、仕組みに任せる
100円で買う → 105円で売る → 条件に合えば買い直す。自分で何度も売買ボタンを押す代わりに、この動きを自動化します。
これは仕組みをつかむための仮の価格例で、今回の実際の設定・取引履歴ではありません。
今回の方は、設定後の毎回の売買操作をせず運用した実例です。いわば「設定後の売買操作は完全放置」という使い方です。仕事や日常生活の間も、条件に合う売買を仕組みに任せられるため、ずっとチャートに張り付く時間を減らせます。チャートは、価格の動きを見える形にした図です。
その一方で、銘柄選び、初期設定、資金管理、運用状況の確認は必要です。自動化できるのは毎回の売買操作であり、資金の管理まで不要になるわけではありません。仕組みを詳しく知りたい方は、AIグリッドの解説へ進んでください。
ここまでを一言で言うと、候補選びを分析で助け、設定した売買を自動化する運用です。「知らない銘柄を見つけること」と「何度も売買すること」を、自分だけで抱え込まずに進められます。
「自分にも使えるか」「始めるために何を準備すればよいか」を知りたい方は、お問い合わせページからご連絡ください。
確定利益と含み損を合わせると、数字の意味が見えてくる
ZECの実現利益+19.91%は、画面の計算基準に対して、約2割に相当する確定利益が表示されているということです。金額では386.01ドル、参考換算で約6万900円です。ただし、保有分の損益は別にあります。
ZECの損益を、金額で整理すると
確定利益386.01ドル-含み損224.85ドル=現在の損益161.16ドル。
日本円の目安では、約6万900円の確定利益に対し、保有分には約3万5,500円の含み損があり、合計は約2万5,400円のプラスです。画面の現在の損益率は+8.31%です。
つまり、ZECでは積み上げた確定利益が保有分の含み損を上回っています。一方で、LONGXIAは確定利益290.53ドルに対して含み損728.85ドルがあり、合計は-438.32ドル、約6万9,200円のマイナスです。
だからこそ、「確定利益がいくら積み上がったか」と「保有分を合わせると現在どうなっているか」をセットで見ます。数字の読み方をもう少し学びたい方は、実現利益・未実現利益・総損益の解説をご覧ください。
売買による利益と、保有分の値動きを分けて考える
今回のZECは、売買で積み上げた確定利益が、保有分の含み損を補っている例です。値動きによる損益と売買で確定した利益を分けると、価格が下がっている場面でも、運用の中身を落ち着いて確認できます。
下落時は、確定利益が含み損を補う場合がある
説明用の例として、保有分の含み損が5万円、確定利益が3万円なら、合計はマイナス2万円です。確定利益が6万円あれば合計はプラス1万円になります。ただし、今回のLONGXIAのように、確定利益では補い切れない損失もあります。
上昇時は、確定利益に含み益が加わる場合がある
確定利益3万円に加え、保有分にも2万円の含み益があれば、合計はプラス5万円です。値上がりによる利益はキャピタルゲインと呼びますが、まだ保有している分は含み益の段階です。売買利益と保有分の損益を区別すると、二重に数えずに運用を理解できます。
上の金額は仕組みを説明するための仮例です。売買による確定利益を利息や配当と混同しないよう、この記事では「自動売買で積み上げた確定利益」と表現しています。
中上級者向け|期間・資金・稼働条件をそろえて評価する
同じ利益額でも、運用資金が違えば意味が変わります。また、画面の利益率を当初資金に対する増加率と判断するには、追加・引き出しや設定変更の履歴も必要です。この2枚の画面だけから、口座全体の利益率や初期資金の倍率は決められません。
売買の積み上がり方は、価格帯、注文の間隔、運用する量、取引費用、注文の成立状況などで変わります。価格が設定範囲から外れれば、想定した売買が進まない場合もあります。長く稼働させるだけで利益が保証されるわけではありません。
18日間の結果を、そのまま月利・年利や将来の利益へ伸ばして考えず、確定利益、含み損益、資金の出入り、稼働条件を合わせて評価することが大切です。
BTCの実績も見ると、AIグリッドの使い方が広がる
前回は、別のメンバーさんのBTC運用で、約9か月の確定利益+175.28%を紹介しました。今回の18日間の実績とは、運用者、銘柄、資金、期間が異なります。どちらが優れていると単純に比較するのではなく、異なる運用例から、売買利益の見方や自動化の使い方を学べます。
長い期間の実例も知りたい方は、BTCのAIグリッド実績記事をご覧ください。こちらは、今回とは別の方によるBTCの運用例です。
さまざまな実例を確認したい方は暗号資産の実績一覧、分析と自動売買の全体像を知りたい方はSageMaster暗号資産の紹介へどうぞ。
自分にも使えるか知りたい方へ|まず仕組みと準備から
始めるときは、候補をどのように見るか、どの資金で運用するか、設定する価格の範囲と確認方法を理解しておくことが大切です。毎回の操作を減らせるからこそ、最初に仕組みをつかんでおくと、数字を見たときの判断もしやすくなります。
僕は元公立中学校教師として、難しい言葉をそのまま並べるのではなく、実際の画面と具体例を使って、暗号資産・FX・AI・資産形成を説明しています。「自分にも使えるか知りたい」「必要な準備や始め方を聞きたい」という方は、お問い合わせください。
まず自分のペースで学びたい方は、解説動画の一覧をご利用ください。AIをどう生活や資産形成に生かすかという広い視点は、AI時代に個人が準備することにもまとめています。
金融庁も、暗号資産の価格が変動することや、取引の内容を理解してから利用することを案内しています。利益の数字に興味を持ったところから、仕組みまで理解して選ぶ姿勢を大切にしましょう。金融庁の利用者向け情報も確認できます。
今回の実績で押さえる3つのこと
- AIスクリーナーで候補を探し、選んで設定した後の売買をAIグリッドで自動化する。
- 18日間の代表例は、ZECの確定利益+19.91%/約6万900円。
- 確定利益に保有分の損益を合わせて見る。ZECの現在の損益は+8.31%、LONGXIAは-43.83%。
自分では見つけにくい運用候補を分析で探し、毎回の売買操作を仕組みに任せる。今回の実績は、その使い方を具体的に知る入口です。迷っている方も、まずは必要な準備と始め方を知るところから進めてみてください。
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参考資料
実績数値は掲載した2枚の運用画面、期間とAIスクリーナーの利用は共有された情報に基づきます。一般的な価格変動と円換算の説明には、次の資料を参考にしています。
- 金融庁「暗号資産の利用者のみなさまへ」:価格変動と、内容を理解して利用することについて。
- 日本銀行「為替相場(為替レート)とは何ですか?」:通貨の交換比率と、市場の相場・個人の両替相場の違いについて。
- Yahoo!ファイナンス「アメリカ ドル/日本 円」:2026年10月4日確認の参考換算レート、1ドル=157.83円。
円換算の補足|表示額と実際の受取額が異なる理由
日本銀行の解説では、市場の為替相場と、個人が銀行で両替するときの相場は異なると説明されています。この記事の円額も、利益の大きさをつかむための参考換算です。
2026年10月4日、Yahoo!ファイナンスの米ドル/円表示157.8300円を確認し、1ドル=157.83円を使いました。配信画面の表示時刻は5:59です。USDTは1単位≒1米ドルと置き、円額は100円単位で丸めています。交換価格、手数料、税金、利用料によって実際の受取額は変わります。
投資に関する注意事項
掲載実績は個別の過去の運用例であり、今後の利益や同様の結果を保証するものではありません。暗号資産は価格変動やサービス・システムに関するリスクがあり、元本割れの可能性があります。本記事は運用の仕組みを理解するための情報提供で、最終的な投資判断はご自身で行ってください。



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